駆け出しエンジニア日記

文系卒のエンジニアがITで奮闘する姿をお届けします。。。

よく聞く財務諸表ってなんなの?ざっくり解説!


こんにちは!ナオト(naoto118)です!

もう3月末ですね!この時期は決算月としている企業が多いため、忙しくしているかたも多いのではないのでしょうか。

そんな中、よく聞かれるのが財務諸表!
損益計算書が〜、バランスシートが〜などいろいろ聞くと思いますが、大切なものだとわかっていてもいまいち掴めない...そんな人も多いのではないのでしょうか。

僕は大学の時に財務会計を学んでいたので、今回はざっくりとわかりやすく財務諸表について記事にしたいと思います!

 

そもそも会計って何?

会計とは、企業などが行う商品の販売やサービスの提供などの活動を測定し、その活動をお金に換算して、その企業に関わる人たち(銀行や株主、経営者)に報告するためのシステムのことです!

企業は日々、それぞれの営業サイクルを繰り返しています。
製造業を営む企業を例にすると
材料を仕入れる→製品の生産→製品の販売→代金の回収
という営業サイクルを繰り返しています。

企業はこの営業サイクルを貨幣額を用いて計数的に測定して、その結果を報告書にまとめて報告しています。

会計には2つの分け方があり、企業や組織の内部者に対して報告する場合は管理会計、外部に対して報告する場合を財務会計とします。

財務諸表は、企業外部の株主や債権者、取引先などの利害関係者を対象に作成されており、財務会計の分野になります。

財務諸表

財務諸表とは、主に企業の財務状況がわかる貸借対照表と企業の経営成績がわかる損益計算書、この2つの書面から構成されています。

つまり財務諸表を見れば、その会社がどれだけのお金を持ってて、どれだけの利益をあげているのかがわかるんですね!

また財務諸表分析を行うことによって、その会社の安全性や、将来の予測もできるようになります。

利害関係者は適切な意思決定を行う為に、これらの情報を必要としていて、企業は財務諸表という形でまとめて報告しています。

貸借対照表

貸借対照表はバランスシートとも呼ばれており、企業のある一定時点の資産や負債純資産などの財務状況を表しているものです。

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この図は貸借対照表(左)と損益計算書(右)の構造図です。この図を元に解説していきます。

貸借対照表は右に銀行からの借入金などの負債、出資者から拠出を受けた資本が入り、左側に負債と資本を合わせた資金が投資された資産が示してあります。

どこからお金が入ってきて、どの資産に投資されたのかが一目でわかるようになっています。

損益計算書

損益計算書とは、企業が活動を行なった結果を明らかにしたものです。

損益計算書は、成果として得られた収益を右側におき、それを獲得するために費やされた費用左側において対比します。

そして、その差額を純利益として明らかにし、左下においています。

純利益は、資本の増加分として貸借対照表の資本部分に含まれることになるので上の図では純利益が貸借対照表の資本部分に繋がっています。

これを見ると、いくらの費用からどれくらいの収益を獲得したか把握でき、純利益を明確にすることができます。

まとめ

今回は財務諸表について記事にしました!

企業の財務諸表を読み解くことができれば、企業の経営状況や今後の予測にも役立てることができます!

また、財務諸表は複式簿記という技術で表現されるため、財務諸表を学ぶ為には簿記について勉強する必要があります。

もし、財務諸表を読めるようになりたいという方は、企業の財務諸表が読めるレベルの知識を身に付けることができる日商簿記検定を受験することをお勧めします!

日商簿記検定の勉強方法は過去の記事にまとめましたのでぜひ参考にしてください!

会計学を一通り学べる個人的にオススメの本も紹介しておきます!財務諸表などの会計学の一通りのことがわかりやすく書いてあるのでオススメです。