世界が正しく見る習慣が身につく「FACTFULNESS」感想
こんにちは!ナオト(nkot118)です!
ニュースや新聞をよくみていると、世界人口の増加や貧困問題、エネルギー問題、テロなどの事件など、未来に対して不安になるニュースはみない日がないぐらいに目につきますよね。
私自身、世界はどんどん住みにくいところになっていくんだろうな〜と前提に考えながら生きてきました。
しかしこの本を読んで、私のその考え方はなんの根拠もない偏った思い込みによるものだということに気づかされました!
今回はそんな話題の「FACTFULNESS」を今更ですが読んだので、感想を記事にしたいと思います。
どんな本?
世界がどんどん悪くなっている。
貧困は増え続け、災害は次々と起こり、天然資源はもうすぐつきてしまう。僕自身、このような考え方が染み付いていました。
本書ではそのような考え方を「ドラマチックすぎる世界の見方」と呼んでおり、色々なデータから「ドラマチックすぎる世界の見方」に反論しています。
そして、思い込みを乗り越えて、世界を正しくみられるようになる『ファクトフルネス』という10個の習慣を紹介しています。
僕はこの本を読んで、僕が思っていた人口問題や貧困問題、災害の考え方は何十年前の古い思い込みであり、あらゆるデータから世界がどんどんいい方向に変わっていることに気づきました!
本書の導入部分には世界に対する13個のクイズがあるのですが、全く正解できず、世界のことを知らなさすぎる自分が恥ずかしくなりました笑
この13個の問題をやるだけでも、自分の考えている世界の現状と実際の世界との差に気づくことができます!
特に印象に残った『ファクトフルネス』を3個紹介したいとおもます。
パターン化本能
”「ひとつの例がすべてに当てはまる」という思い込みの事”
「FACTFULNESS」p187より
1つの例から全体を見ることは、実際は全く異なるグループを同じグループとしてみてしまし、世界を歪んだ形見てしまう原因になります。
例えば、アフリカには多くの国がありますが、平均寿命が80歳近くあり一人当たりの所得が1万6000ドルあるチュニジアと、平均寿命が60歳以下で一人当たりの所得が1000ドル以下のソマリアを一括りにアフリカというグループでみてしまうと、この差に気づくことができません。
僕自身日常生活から、1つの出来事から全体を見る傾向にあることに気づきました。それは楽だし便利だけど、大きな間違いにつながることにもなります。
このパターン化本能を抑えるには、パターン化は間違いを生みやすいことを自覚し、どういった根拠で分類しているのかを疑うことを身につけていくことが大事です。
宿命本能
”「すべてはあらかじめ決まっている」という思い込み
「FACTFULNESS」p215より
本書では、アフリカが数十年で大きな経済発展を成し遂げたことや社会的にも成長している事実を示したにも関わらず、「アフリカは絶対に変わらない」という男性にびっくりしている著者の描写が描かれています。
僕も世の中の現状や価値観にはこれからも変わらないだろうと勝手に決めつけている部分もあります。
しかし、
著者は「インターネットやスマートフォンやソーシャルメディアの普及といった急激な変化に比べると、社会や文化は動きがゆっくりなので気づかれないか、ニュースにならないだけだ。」 「FACTFULNESS」P218より
と言っています。
変わらないことを前提に考えるのではなく、常に変わり続けていることを肝に命じておきたいです。
犯人探し本能
”「誰かを責めれば物事は解決する」という思い込み”
「FACTFULNESS」p261より
身の回りで問題が起きると、「犯人は誰だ?」と一番最初に考えてしまうことがあります。
犯人を探し責めることばかりに時間を使ってしまうことがありますが、原因にもっと目を向ける方が将来のためにもなりますし、そもそも本人はわざと間違いを犯した訳ではないですよね。誰かが意図的にやらなくてもいつかは悪いことはおきます。
この思い込みは自分の進めている物事がうまくいかなくなった時に、責任転嫁するために考えてしまうものだと思います。
これからは、何か問題が起こった時は、犯人ではなく原因に意識を向けて解決に取り組んでいけるようになりたいです。
まとめ
今回は話題の「FACTFULNESS」についての感想を記事にしてみました!
この本を読む前と読んだ後では、世界の現状に対する見方ががらっと変わります!そして、今まで自分がどれほど思い込みによって物事を見てきたかがわかります!
世界の現状について知りたい方や、世の中に悲観的な考えを持っている方にはオススメです!
この記事が参考になれば幸いです!
もし読んだことがある人がいらしたら、ぜひ感想をコメントでお聞かせください!